アメリカでは今週、8月の満月「Sturgeon Moon(スティージョンムーン)」 が大きな注目を集めています。
天文ファンから写真愛好家、そして一般のSNSユーザーまで、多くの人がこの特別な満月を撮影し、文化的な背景や観測体験を発信しています。今回は、その魅力や背景、観測のタイミング、さらには日本からの見え方まで詳しく紹介します。
いつ見られるのか
2025年のSturgeon Moonは、8月9日(土)の夜から8月10日(日)の未明にかけて見ごろを迎えます。
満月が最も丸く輝くピーク時刻は、米東部時間8月9日午後2時55分(日本時間8月10日午前3時55分)です。アメリカ本土では日没後、東の空に昇った満月が一晩中観測でき、地域によっては低空に大きく見える「ムーンライズ」の瞬間も楽しめます。
さらに今年はペルセウス座流星群の活動期と重なります。流星群のピークは8月12〜13日頃ですが、9日夜〜10日未明も十分に活動が活発で、運が良ければ満月の光と流れ星が同じ夜空を飾る「天文ショー」を見ることができます。
Sturgeon Moonとは?名前の由来
「Sturgeon Moon」という名称は、北米先住民の伝承に由来します。8月は北米の五大湖や大河で**チョウザメ(Sturgeon)**が最も多く獲れる季節だったことから、この時期の満月をこう呼びました。
同様に、各月の満月には自然や農業、狩猟と結びついた名前が付けられており、例えば1月は「Wolf Moon」、9月は「Harvest Moon」などがあります。Sturgeon Moonは単なる天文学的現象にとどまらず、季節の変化や自然との共生を象徴する文化的なシンボルとしても受け継がれてきました。
今年のSturgeon Moonが特別な理由
今年の満月は地球にやや近い位置で起こるため、通常より大きく明るく見えるスーパームーンに近い迫力が期待できます。さらにペルセウス座流星群と同じ期間に観測できるのは珍しく、天文ファンにとって絶好のシャッターチャンスとなります。月明かりに照らされた風景や、湖面や海面に映る月はまさに写真や動画向きで、ハッシュタグ「#SturgeonMoon」「#FullMoonVibes」などを使った投稿がSNSで急増しています。
注目の的
NASAやSpace.comなどの天文系メディアが観測時間や方角を詳しく解説し、科学館や天文台のSNSでもライブ配信や観測イベントが告知されています。
InstagramやTikTokの天体写真家や映像クリエイターは、満月や流星のタイムラプス映像を投稿してバズを生み出しています。
さらにNBCやCBSなどのローカルニュース局は、各地の観測スポットや天候予報を紹介。一般ユーザーもスマホやカメラで撮影した満月をカジュアルに投稿し、オンライン上で大きな盛り上がりを見せています。
日本でも見られる?
Sturgeon Moonは日本からも観測可能です。2025年8月10日(日)午前3時55分に満月のピークを迎え、8月9日(土)の日没後から10日未明まで大きく輝く姿が見られます。
こちらもペルセウス座流星群の活動期と重なるため、深夜から明け方にかけて満月と流星の共演が期待できます。特に月の出や月の入りのタイミングは、低い位置で大きく見えるため写真映えします。東京や大阪など都市部でも観測できますが、空気の澄んだ郊外や海辺のほうがより美しい姿を楽しめるでしょう。
まとめ
今年のSturgeon Moonは、天文的な見どころ(スーパームーン的な迫力+流星群との競演)と、文化的背景(先住民の自然観)を併せ持つ特別な満月です。アメリカではSNSを通じて全国規模で盛り上がっており、日本からも同じ夜空を共有できます。
8月9日の夜は空を見上げ、世界中で同じ月を見ている感覚を味わってみてはいかがでしょうか。


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